読者の海外風俗体験記

第410回  アディオス バンコク by SOI NANA


今回で7回目となるバンコク訪問、いつも通りNANAホテルに宿を取り、夜の喧騒へ と繰り出した。すでに恒例となっているレインボー2での同行した友人との乾杯を終 え、視線はステージへと注がれていた。

 しかし、時間が遅いせいもあって、ステージにはひと目で残り物と判別できる女し かいない。せっかくの初日に残飯処理をされられるのはまっぴらだ。早々と見切りを つけ、次の店に行こうと友人を誘おうとしたら、友人は片桐はいりに似た女のおっぱ いをもんでいる。

友人におっぱいをもまれながら、その片桐はいりは僕から視線を離 さない、すぐに目をそらした僕は、すでに3杯のコーラが置かれている友人のテーブ ルへ100バーツ札をそっと置き店を後にした。

 そして、コの字型の建物を1階から2階へ、2階から3階へと上っていき、何軒目 かわからない店で、何杯目かわからないジントニックを飲んでいるうちに、僕の理性 は失われていった。

 気が付くと僕は部屋にいた。ベッドの上には、NANAプラザのそばで売っている「ゴ キブリを油で揚げたようなもの」をバリバリ食べながらテレビを見ている物体がい た。その片桐はいりにさえ遠く及ばない物体は、僕に「ゴキブリを油で揚げたような もの」をしきりに勧めて来る。

 人生最大のピンチがやってきた。なぜこんな状況になってしまったのだろう、アル コール漬けになっている僕の脳みそから薄れかけている記憶をたどり寄せると、この 「片桐はいりにさえ遠く及ばない物体」は、ゴーゴーバーのピンクの照明の中では少 なくとも、片桐はいりを少しだけ上回っているはずだった。

いまさら後悔しても遅い ので、僕はどうやってこのピンチを切り抜けるかを考えていた。そうこうしているう ちにその「片桐はいりにさえ遠く及ばない物体」は「ゴキブリを油で揚げたようなも の」を完食して食欲を満たしたのか、「ゴキブリを油で揚げたようなもの」の油がつ いた手で僕の服を脱がしにかかったのだ。

 もうだめだ、このピンチはマリーンズに行ってしまった大魔人佐々木でも切り抜け ないだろう。僕の服を脱がし終わった「片桐はいりにさえ遠く及ばない物体」は、あ ろうことにその「ゴキブリを油で揚げたようなもの」の香ばしいにおいがする口で、 僕にディープキスをしてきたのだ。これこそがディープキスというようなキスをされ た僕の口の中は、「ゴキブリを油で揚げたようなもの」の香ばしいにおいと味が充満 していた。

 薄れ行く意識の中で、この「片桐はいりにさえ遠く及ばない物体」にクンニを強要 された時、僕の中で人としての誇りのようなものが音を立てて崩れていくのを感じて いた。

 翌日、片桐はいりと一夜を過ごし満足げな友人と共にバンコクコージーに向かい、 人としての尊厳を少しだけ取り戻した僕はその夜テルメへ行き、前日のような失敗は 繰り返すものかと、コーラを片手に店内を物色していると、鈴木あみにまわしげりを 食らわしたぐらいの可愛い子が4人ぐらいのグループの一番奥に座っているではない か。早速僕はその「鈴木あみにまわしげりを食らわしたぐらいの可愛い子」に近づい ていった。

 すると、何を勘違いしたかグループの中で2番目ぐらいにブスな女が俺の前に立ち はだかり、へたくそな日本語で話し掛けてきやがった。そう簡単には「鈴木あみにま わしげりを食らわしたぐらいの可愛い子」には近づけさせないわよといわんばかりの 振る舞いはまるでゴーレムのようだ。

なんとか衛兵をかわしつつ目当ての「鈴木あみ にまわしげりを食らわしたぐらいの可愛い子」の前にたどり着くと、彼女は流暢な英 語で迎えてくれた。速攻で一緒に行く話をつけ、ゴーレムの「私も連れてけ」の攻撃 をシカトしつつ、めでたくホテルまでたどり着いた。

 彼女は19歳の大学生、ホテルに入るなり、いきなりディープキスをしてくるでは ないか。あまりの出来事に僕は前日の「ゴキブリを油で揚げたようなもの」の香ばし いにおいが口の中に残ってないか心配だったが、彼女はそんなことお構いなしに積極 的に口撃してくる。

風呂も入ってないのに全身をなめられてあやうく撃沈されてしま うところだった。お返しに僕も風呂も入ってない彼女の全身をなめてあげたら、タイ 人のくせにまるで洋モノポルノのように叫んでいた。あまりのノリのよさに思わずゴ ムなしで入れてしまいそうだったが、すんでのところで思いとどまり、心を鬼にして 1回戦終了。

 結局、彼女は翌日の朝まで計4回をこなして満足したのか帰っていった。もはや完 全に人間としての自信をとりもどした僕は意気揚々と3日目の夜に備えて眠りについ た。

 しかし、そんな僕をあざ笑うかのように事件は起こった。

 その夜、僕はパッポンのキングキャッスル1で2杯目のジントニックを飲んでい た。ダンサーが入れ替わろうとしているステージになにげなく目をやったときに彼女 はいた。

 一目見て体に電気が走った、日本で見たとしても驚くぐらいのかわいいコを発見し たのだ。そんなコがいままさにステージを降りようとしている。電光石火でウェイト レスに呼んでもらい、席に座らし、5分もせずペイバーしてしまった。

 店を出て彼女に連れて行かれるままにパッポン1通りにあるラブホへと入った。そ こまでは良かったのだが、部屋に入るなりそれまでの彼女の態度とは一変して、ビジ ネスウーマンへと変身した。

 「キスは駄目、Fもしない、ショートで3500バーツよ」と彼女

 キスなし、Fなしはともかくとして、ショートで3500バーツはぼられすぎだと 思い1500バーツにしてと言ったら

 「あなた日本人のくせに3500バーツも払えないの?」

 温厚な僕は安全装置が3本ある、そのうち2本がぶちきれた、が、めちゃめちゃか わいいので我慢した。その後何とか2500バーツまで下げた僕は、意気消沈しなが らも事を消化しようと努めた、しかし、そのあまりに見事なまぐろっぷりになかなか イケなかった。すると彼女

 「まだ? もう疲れた、早くして。」

 最後の安全装置がたった今音もなく切れた。それと同時に僕の純粋な心に「やり逃 げしちゃえ」という文字がフォントサイズ38ポイント、太字、斜体、下線付きで浮 かび上がってきた。

 そして、事が終わり彼女がシャワーを浴びている間に僕は颯爽と服を着て、受付の ねーちゃんにタバコを買ってくると告げて、そのままホテルの階段を下り、独り言の ように「アディオス」とつぶやくと、スリウォンに向けて歩き出した。

 日本ではもうすぐ秋が来る。

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