
タイというと、風俗女遊びの天国のように言われるが、私にとっても、海外風俗デビューした記念すべき国である。
ただし、そのときの印象は最悪であったが・・・
まだ小説で有名になった楽宮ホテルや、「豊かな青春、惨めな老後」の落書きで知られたジュライホテルが閉鎖になったばかりの頃だ。
今は廃止されたサイアムホテルのコーヒーショップが、援交目的の女で溢れ、冷気茶室という喫茶店で女とできるところがあったりする時代だった。
知り合った女に、とにかく「ティップ!ティップ!」としつこくねだられ、うんざりしてしまった。
そんなわけで、長らく足が遠のき、久しぶりのタイ、空港からバンコク市街地への鉄道のアクセスの良さにビックリする。
前回はバスかタクシーのみで大渋滞だったのに・・・
今回は、バンコク戦利記念塔からミニバスに乗って古都アユタヤへ、 一時間半ぶっ飛ばして約200円と安い。
着いたのは旧市街で遺跡ばかりだ。
日頃から、遺跡やダイビングの写真をさりげなく机に飾り、アピールしておく。
頻回の海外旅行の言い訳にするのだ。
「いやちょっと、週末ダイビングで海外に出かけたんだけど、現地で飛行機が欠航になって・・・」 と万一帰国が遅れて仕事に穴をあけたときの言い訳にするのだ。
旧市街は世界遺産だらけ、はじめは興味深くまわっていたが、どこも同じで飽きる。
なにより自分の目的は世界遺産より尾根遺産!
タクシーに乗って、新市街のアユタヤグランドホテルへ、この回りにお店が固まっている。
裏道にはいると、薄暗い路地に赤い電球のついた置屋がある。
年増の女たちが、表の椅子に座って何かを食っているが、まるで地獄絵の死肉を食らう餓鬼のように見えてとても入る気になれない。
メインストリートには、祇園や舞子などの日本人カラオケが並ぶ。
その一軒に入るが、 ちょっと待ってと、とマズいウィスキーを飲みながら待たされる。
と、日本人の団体が部屋から出てきた。 それぞれ、尾根遺産を連れている。
当然、同じ日本人だから好みがバッティングして、めぼしいのはすべてかっさらっていく。
残りはカスばかりだ。
腹をたてて、店を飛び出すと、一斉に「ヒドーイ」という声がした。よく日本語を知っているじゃないか・・・
気を取り直して、脇道に入った芸姑とういカラオケをのぞくと、一時間だけお願い、 500バーツと言われる。
入ると、4,5人女が並び選べと、酷いレベル、年齢も高い
ひとりだけまともな女がおり、その娘に決定する。
ウィスキーはマズいのでシンビールを注文する。女は22歳で色白、日本人に見えなくもないが、日本語と英語は全くダメであった。ポッチャリ系でまったく普通の顔をしている。
個室に入っても会話が成り立たないので、万国共通のゼスチャー、手のひらを丸めてそこに反対の手の人さし指を出し入れする、 をすると笑ってママさんを呼んできてくれた。
ショートでトータル3250B、値切っても3200Bであった。
グランドホテル裏のなんとか77というラブホテルに入る。100か200Bだったか 脱がすと、ドラム缶のような体型に三段腹、
アチャー、寝ると全ての肉が横に垂れる。
気を取り直して肉壁をかき分け、秘所を攻めに入るも、冷凍マグロと化して全身を硬直させ 指をたどりつかせない。
と、突然ムクリと起き上がって、ゴムをかぶせ、跨って騎乗位に、ガンガン腰を打ちつけてくる。
内臓に響く。あっという間に終了、
トホホな第一日目となった。
もうレベルの低いアユタヤに用はない。
翌日にはバンコクに移動する。
後で知ったのだが、私が帰国した直後の六月末、アユタヤグランドホテル近辺で発砲騒ぎがあったそうだ。
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