読者の海外風俗体験記

第1826回   熱帯雨林への感慨5  by ゆう

最終日

最悪の気分(二日酔い)で寝られるはずもなく、昼近くまでベ ッドで横になり、むかむかするので何か胃に入れようと近所の 食堂へ。

とはいえ食欲などあるはずもなく、奥の調理場まで行き、生卵 が見えたので、目玉焼き二つとごはんをなんとか流し込む。50 ペソ

一時から予約した英語学校へ。二時間だけ受けフィニッシュ。

先生とメアドを交換し、日本帰ってもがんばって勉強してくだ さいと。

二日間、数時間だけ一緒に過ごしただけだが別れはなぜかジー ンとする。

やはり体調がすぐれない。

今日は最後の夜なので回復のためホテルにもどり少し寝る。

外はもの凄いどしゃ降りであっという間に道路は川に。

夕方、体調回復、下のバーのロナとリサに最後のあいさつに行 こう。

二人とも暇なようでいました。

待機していたロナはちゃっかり私の横にすわり、「ユウチャ~ ン、アイミスユー!」と体型に似合わず甘え上手。

ただ、この前の約束、「翌日もバーファインしてね、待ってる よ!」といい、行かなかったことに関しては触れません。 さすがボス。

リサは目の前で踊っている。手を振っただけで、するっとステ ージをおり、クールな表情で横へ座ってくる。(まだ指名して ないじゃん!)

実は先日、マリセルと飲んでる途中、はらがへったので下の屋 台で焼き鳥を購入、待っている間、ふたりでビールを飲んでい る時、目の前でムスッとしていた(それもかわいいが^_^;)

ここまでくるとおれがドリンクを出さなければければならない のを彼女たちは知っている。

まあ、そのつもりでしたが。

ロナは「ユウチャーン、バーファイン、ミー!オッケー、シッ クスティーナイン!」と営業熱心。

明日帰るからこれから友達にあいさつにいくんだと伝える。

「オーッ、リーリィ?オッケィ、オンリジョリビー!」

「なんじゃそりゃ?飯だけかい!」

でもいたずら顔でムフフ、と笑っている。

あいかわらずいい性格してる。でもそんなロナがおれは大好き だ。

リサはじっと見つめ私のあごをなでなでして「あなたはハンサ ムね」と最後の最後までおだててくれる。(本気かも)^_^;

まあ、とりあえず帰る前にあいさつしたし、次回の再会も約束 したし、笑顔で「またくるよ!」

今夜はなにがなんでもLPにいかなければならない。

四月に明け方、チェックアウト寸前にバーファインした子、マ イに会うためだ。

その時は入店二日目で私が初めてお客さんで指名した時、まわ りから大歓声が沸いた。

彼女はまったくの素人でボディタッチすると身をくねらせ、手 を口にあてて恥ずかしがる、初々しい娘だった。

そして別れ際、あなたの事、ぜったいわすれない。と言ってく れた。

何人かとメールしているが、だいたいビジネスサイド、だろう と思うが、彼女だけはなんか違う。

他の子はだいたい、いつくる?さみしい、会いたい、という内 容だが、彼女はまめにいつもきまった時間に送ってくる、内容 も姉妹、生活、体調、天気のことなど。私の健康状態なども気 にしてくれる。

生活は厳しいだろうに、一日の給料分以上かかる国際電話もか けてきた。

六月末にいくよとはいったが、いつとははっきりいってない。

自身、ばっと店内に入った時、彼女が踊っていて、そこで目が 合い、再会というパターンを希望していたからだ。

歩いてLPへ到着。豹柄のセクシーなコスチュームの女の子が呼 び込みをしている。

!!!

なんとそこにいたのは彼女、マイだった。

前はすっぴん、髪をちょんと真ん中にしばったあかぬけない娘 だったのに、いまは髪も伸ばし、少し茶髪でメイクばっちりで 豹柄!

「アーッ、ユウ~ッ!」

約3ヶ月ぶりの再会です。彼女はひと目で私だとわかり抱きつ いてきました。

にこにこしながら店内へ案内される。

すっかり美人のプロとかわってしまった彼女に複雑な気持ちに もなったりして。。

でも当たり前のことです、これでいいんです!

彼女に前にくらべてずいぶんかわったね、と余計なこと言って しまった。

彼女はほんとに?どうかわった?あなたはきらい?と気にして いる。

そんなことないよ、前よりすごい美人になったしスタイルもよ くなった!というと、ほんと?うれしい!と笑顔に。

以前、電話で話した姉はどこにいる?と聞くとすぐ呼んでくれ る。「ハーイ、ユウ!クムスタ?」ウエイトレスをしている。

なりゆきを見ていた近くのウエイトレスもふくめ、みんなにド リンクをふるまい、カンパーイ!

途中、色白、ロングヘアのタイプの子がマイから見えない角度 に入った時、ぎょろっと見つめ、投げキッスしてくる。ん~!

また他からもあやしい視線を投げつけられる。う~ん!

マイは空気を察知したのか、「他の店ならいいけど、この店で 他の子、バーファインしたら私泣いちゃうからね」、と泣きま ねして見せた。

しばらく談笑しているとウエイトレスがバーファイン?と聞い てくる。もちろんだよ。

なりゆきを見ていたマネージャー(白人)がサンミゲルを私に ふるまってくれる。

向こう側から私に「グッド!」と親指を突き上げた。

着替えをすませたマイはかなりきわどいミニスカートだった。 (前回はジーンズにTシャツ)

腹がへったのでバンコクホテルの韓国料理を食べてからホテル へ。

彼女と姉に買ってきたシャンプーセットとチョコレートのおみ やげをわたす。

しばらく談笑しながらベッドへ。

明らかにほかの女の子の時とはちがう自分がいる。

再会を素直に喜ぶマイと、なぜか感情的な複雑な気持ちも入り 、煮えきらない自分を振り切って彼女を抱いた。

私は彼女の私生活に興味を持った。

部屋にあそびにいってもいい?と聞くとうれしそうに「いいよ !」といってくれた。

荷物はすでにまとめてあるので、レセプションにチェックアウ トをすませ、トライクで彼女のアパートへ。(汚い平屋)

びっくりしました。。

たたみ二畳くらいの部屋で、布団ひとつで姉と一緒にねている 。

少しの荷物とわずかなスペースにいくつかのぬいぐるみ。

テレビ、音楽、冷蔵庫、洗濯機などあるはずもなく、共同トイ レ、シャワーはなく、トイレの水道のみ。姉はタルで手洗いで 洗濯していた。

何か飲む?なんて気をつかってくれる。

大丈夫、なにもいらないよ。(気持ちだけで十分)

マイが姉におみやげのシャンプーもらったよ!とわたすとお礼 をいって手にもってうれしそうにしばらくながめていた。

マイはこのあと、病院で定期検査をうけ、(全員義務付けられ ている)そのあと、掃除、洗濯、仕事、と今日は寝る時間がな いという。

(なんということだ、日給は300円くらいだというのに。)

一見、華やかなゴーゴーダンサーの裏側を少しだけのぞいてし まった。

それでも彼女たちは苦労顔など表面には見せない。

もうすぐ夜が明ける。

さすがに眠くなり、せまい布団で一緒に少しだけ、うとうとし てしまう。

一瞬だけ彼女の寝顔を見ることができたが、やすらかな、やさ しい表情だった。

(クリスチャンの信仰心の厚い彼女たちにはきっと幸せがくる でしょう)

やばい、時間だ!行かなくては。

こみ上げてくる気持ちをおさえて、笑顔で「またくるよ、元気 でね!」

「ユウ、テイクケア、オルウェイズ。。」

トライクでダウへ。ファイブスターバスに乗り込む。

すべて終わりました。。

旅を振り返ると胸がいっぱいで目頭があつくなってしまいます 。

いいことばかり書いてしまいましたが、自分の不注意からIポ ッド(買ったばかり)を盗まれたり、帰りの便が五時間遅れで 台北に一泊強いられたりといろいろありましたが、すべて経験 ということでしょう。

でもやっぱり今回も、「みんな、ありがとう」ですね!

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